Doctors Bookmarkドクターに影響を与えた本をご紹介

No.02
静岡市駿河区/県立大学前クリニック

松田 厳 院長

こんな人にオススメ

 医療従事者はもちろん、医療に携わっていない一般の人たちにも、医学における病理学者の重要性、医療現場で日常的に行われている治療に至るまでの過程について詳しく知っていただく絶好の機会になると思います。

この本について紹介します

最後の診断を下す、病理学者の苦悩に感服

 私が医学に興味持つようになったきっかけを与えてくれた本で、ある意味で私の人生を決定づけた1冊といっても過言ではありません。高校2年生のとき、担任から「お前は国語が苦手だから、ジャンルはなんでもかまわないから騙されたと思って本を読め」と言われて読んだ中の1冊です。あとにも先にも短期間であれだけ数多くの本を読んだ時期はないように思いますが、その中でも最も印象に残っている傑作です。病気が良性か悪性かの判断を下さなければならない、とある老病理学者が主人公。その診断によっては患者の人生までを変えてしまうほど大きな影響を及ぼすが故に、最後の診断を下さなければならない病理学者の苦悩が生き生きと描かれています。

~ブックマークポイント~
 今から50年以上も前に書かれた作品ですが、現在もなお病院で行われている診察には病理医が深く関わり、診療方針の決定を下す最後のよりどころとなっていることには全く変わりはありません。作品の内容は、現在の医療現場に起こっている諸問題にも通じるもので、問題解決のヒントにつながるのではないかと思います。

松田 巌
(静岡市駿河区/県立大学前クリニック 院長)

しずメディ編集部 より

 松田先生が医師を志すきっかけになった本ということなので、医療系のお仕事を目指して勉強中の学生はもちろん、進路に悩む学生にも読んでみてほしいですね。そしてここから第2、第3の松田先生が生まれるかも?!恥ずかしながら、不勉強な私は病理学者という存在自体知りませんでした…。医療の現場のことも知りたいし、これはもう読むしかないですね。
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