医院長インタビュー

木村産科婦人科 木村聡 院長

産科・婦人科としてのモットーを教えてください

『リピートしたくなるクリニックを目指して』
 当院は、平成6年に父である前院長が浜松市北区東三方町に開院いたしました。平成20年より私が浜松医大を退職し副院長として継承、平成28年4月より院長に就任し現在に至ります。しっかりと分娩を取り扱える施設として標準的な医療と、患者さんに喜ばれる診療を提供することがモットーです。総合病院のようなマンパワーも最新の医療器械もありませんが、診療のガイドライン、エビデンス(=証拠、科学的根拠)に基づく治療を心がけています。安全・快適に妊娠、出産していただき、2人目、3人目も当院で出産したいと思っていただけるようなクリニックになるよう、常に勉強しながらスタッフ一同日々励んでいます。また周産期だけでなく、婦人科として思春期から更年期の方まで、女性の生涯を通して健康をサポートします。

貴院の特徴や雰囲気についてお話しください

『家族にやさしい』
 各部屋にベッドが2つずつ置いてあり、旦那さんや上のお子さんなどご家族と一緒に泊まれるようになっています。家族入院ができるクリニックです。当院では事前にバースプランを伺います。どういうお産をしたいのか、「子連れで入院したい」「子どもや旦那さんに立ち会ってもらいたい」「無痛分娩をしたい」など希望を聞き、お産の計画を立てます。また、1階に託児室があり保育士が常にいますので、外来時や入院中の授乳時など、上のお子さんを保育士に預けることができます。

『患者さんに喜んでいただきたい一心で』
 当院には30名ほどのスタッフがいます。看護師や助産師、保育士、清掃のスタッフ、受付の事務スタッフ、全員が病院の評価を下げないよう、患者さんに喜ばれるようにという思いで働いてくれています。スタッフ自身も小さい子どもを持っていて、子育てしながら働いてくれている人が多いんですよ。そんな中夜勤をしてくれたり、緊急手術、残業や休日出勤も嫌な顔一つせずやってくれて、感謝しています。また、産科に入院している方は健康な方なので、食事は一番の楽しみの一つですよね。皆様においしいと言ってもらえるよう創意工夫をした食事を毎日提供しています。評判が良く、家に帰って作ってみたいからレシピを教えてほしいという方もいます。入院中に一食だけ豪華なメニュー[お祝い食]をお出しするのですが、これもとても喜ばれています。

今後の目標やビジョンをお聞かせください

『女性の一生をサポート』
 現在お産をとりやめる病院が多く、浜松市の北部には分娩を取り扱う施設がほとんどありません。浜松市全域、特に北部の人たちにお産難民を出さないよう、今後も分娩取り扱い施設として長く継続していきたいと思っています。そのためにも、医師を増員し、分娩室を増やして施設を充実させたいと考えています。無痛分娩も続けていきます。また、骨盤のケアや産後の母乳指導、子育て支援など、助産師さんを中心に産後のケアにも力を入れていきます。また、更年期障害、月経不順、思春期の問題、婦人科疾患などお産以外の患者さんも診られる体制を整えて、QOLを維持できるよう女性のライフサポートをしていきたいです。

『赤ちゃん同窓会』
 基本的に産後4日ぐらいで退院となり、通所は1ヶ月健診で終わってしまいます。しかし、その後どこに相談したらいいのか分からない、という空白の時期が生じてしまいます。産婦人科に行ったらいいのか、小児科に行ったらいいのか、保健センターみたいなところに行ったらいいのか…。そういうときに、子育てに悩んだり虐待してしまったりするケースが多いようです。このような事態を改善するため、“空白の時期”に入院も通所もできるような、妊娠・出産、産後のケア、育ての支援ができるケアハウスを造れたらいいな、と思っています。手始めに、“赤ちゃん同窓会”を開催します。6ヶ月目、1年目で集まり、お悩み相談や意見交換、読み聞かせなどを企画しています。無料で自由参加です。1ヶ月健診のときにご案内いたします。

『地域の医療に貢献を』
 医院を運営するにあたり、立地や建物の構造、税務や労務、取引する業者さんの選定など、アドバイスくださる専門家の方々(現「一般社団法人 繁多会」)のおかげで、今の当院があります。利益追求ではなく、「地域の医療環境をより良くしたい」という志と良心を持って相談に乗ってくれるので信頼しています。私も同じように、今後医院を新規開業・事業継承する方々をサポートさせていただき、浜松市の医療に貢献できればと思っています。

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