病院長インタビュー

御殿場石川病院 水野 正 院長

病院の軌跡と特徴、医療安全に対する院長の方針をお話しください。

ケアミックス病院の役割
 当院の前身は、特例許可老人病院 駿東第一病院です。平成11年12月、翌年春の介護保険開始を視野に、御殿場石川病院の名称で現在地へ新築移転しました。平成17年10月には、病院機能評価基準複合病院(一般・療養)の認定を取得。御殿場市・小山町地区二次医療圏内のケアミックス病院として、地域の保険・医療・福祉に貢献しています。
 当院は、内科2次救急と入院透析を含む46床の一般病棟、113床の介護療養型病棟、11診療科からなる外来の構成。医師を中心に、看護介護のエキスパートが三位一体で診療に取り組み、患者様やご家族から納得と信頼をいただける医療を目指しています。

基本を忠実に守る
 対外的にはコンプライアンス、院内的には決め事や基本を外さない。これが私のスタンスです。例えば、インフルエンザやノロウィルス、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)などの院内感染は、職員の全面協力と患者様への徹底が不十分だと防げません。基本を守る、これが基本なのです。大きな事故は、単純な理由や原因で起こる。当院では、全国レベルの著名な薬剤師を議長に、病院安全委員会を設けて、院内感染や医療事故対策に全力を傾けています。

求める人物像と育て方、職員への感謝の気持ちをお聞かせください。

マンパワーの育成と人材確保
私が職員に求めるのは人柄と健康。職種によって必要な持ち味は異なりますが、適材適所の配属を心掛けています。弱い立場の患者様やご家族の気持ちに心底寄り添える、共感される職員であってほしいですね。なによりもマンパワーが一番の資源。人あっての病院ですから。
 病院を背負って立つ人材を育てるために、積極的に研修会に行かせる。とは言っても、闇雲にではありません。病院経営を含め、将来の道筋を拓く職員の意欲を見定めて各現場のトップが人選し、集中的に参加させています。
 もうひとつ、人材確保も命題です。医師も足りませんが、看護師と介護士がもう数名当院に入職していただけると、とても助かりますね。

頑張る職員に脱帽
 結束力や粘り強さ、奉仕精神があるのも、当院職員の特色です。毎年9月に、患者様・ご家族・地域関係者を招いて、石川病院祭を開催しています。イベントの準備と運営はすべて職員。ボランティアで参加してくれる地元青年団、踊りの会、高校ダンス部への出演交渉、テント張り、櫓組みなどをことごとく。本当にありがたいです。
 平成27年4月の介護給付改訂に向け、調査・検討・シミュレーションにも根気よく対応してくれました。どのタイプも減額になるのですが、リスクが最も低い「療養機能強化型A」を選ぼうと。細かくて厳しい条件を1項目でもクリアできないと、このランクを取得できない。自分たちの職場を守ろうとする固い意思と、経営に参加するんだという姿勢に、頭が下がりました。

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