医院長インタビュー

かもと整形外科医院 嘉本拓生 院長

診療のスタンスと特色、独自かつ継続的な事例をご紹介ください。

病診連携の推進と活用
 診療所の仕事と、病院の役割の棲み分けが進んでいます。個人の整形外科医院で治療できる患者なのか。CTやMRIなどの最新医療機器や手術設備・アイテムを揃えた、専門的な病院に搬送しなければならない患者なのか。手術や入院加療が必要か否かを、きっちり判断するスクリーニングが私たちの使命です。
 例えば腰痛。検査の結果、骨折している、感染症がある、がんの可能性が。例えば肩痛。整形外科的には問題がなくても、実は心筋梗塞などの内科的疾患が発見される場合もある。こういったケースは、「病診連携」を整えることで解決できます。骨粗鬆症や変形性関節症などの高齢疾患も同じ手順です。

オーダーメイドの診療を
 さまざまな角度から症状を選別し、正しい診断を下す。それは疾患を診るだけではなく、患者の年齢・性別・仕事・体質・体格、家族関係・生活習慣・ストレスをヒヤリングし、時間をかけて疾患の要因を突き止めます。100人いれば100通りの治療法がある。データに依存しすぎず、オーダーメイドの診療を保険の範囲内でやる。ここが面白さでもあるんですよ。

3項目の特徴的な取り組み
 骨や関節、筋肉など体を支え動かす運動器の機能低下によって介護や寝たきりになる危険性を「ロゴモティブ」と呼びます。このリスクを軽減するため、寝たきり予防診療を継続的に実施。多くの潜在患者を啓蒙できたらと、インターネットやSNSで情報を発信中です。
 新しい創傷処置も特徴の1つ。怪我や火傷に対する湿潤治療で、消毒しない、痛くない、早く治る、傷も残りません。
 想像以上の衝撃を体に受ける、交通事故の各種症状にも対応。放置すると、肩こりや腰痛ばかりか、外傷後ストレス障害を発症することがあります。当医院は、精神的なダメージの緩和にも力を入れているのです。

看護師に求める人間像と、感謝していることを教えてください。

仕事を楽しむスタッフに
 患者に尽くし、患者の幸せを願って柔軟に接遇する。自信と誇りを持って芯を通す気力がある。一緒に働くことで喜びを共有できる方。これが求める看護師像です。年齢は問いません。私は、患者に愛される、人生経験を積んだ看護師を尊敬していますし、教えられることもいっぱい。私たちは“ありがとう”でつながっていると感じます。

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