医院長インタビュー

マイクリニック大久保 大久保雅之 院長

クリニックの理想形と特化型診療についてお話しください。

行きつけ医を目指して
 開業は平成23年です。医師は3名。父が内科、妻が小児科、私が肛門外科・消化器外科、家族で診療科目を分担しています。幼児から年配者まで、皆をカバーできるクリニックとして、スローガン『あなたの笑顔を守りたいから』を掲げました。「かかりつけ医」というより「行きつけ医」、敷居の低い気軽さを目指しています。

ALTA療法とそのメリット
 一番の特徴は、痔の日帰り手術ですね。ALTA(アルタ)療法=ジオン注射による硬化療法と呼ばれています。血流が悪く静脈がうっ血しコブ化して肛門から脱出する痔核(イボ痔)を、メスを入れずに痔に直接注射するだけで治す手術です。年間の症例数は、昨年藤枝市に開院したマイクリニック大久保Duoと合わせて、400件超となります。
 痔核内部にジオン注射を打つことで血流を遮断し、炎症反応を起こさせます。痔核は硬く縮小・固定化され、脱出と出血が止まる。ジオン注射そのものは無痛ですが、打つために肛門に挿入する器具がやや太いため、局所麻酔をします。ALTA療法の所要時間は20分。手術後1時間で帰宅できます。従来の切る手術とALTA療法の割合は、7:3くらいでしょうか。ALTAは今後、確実に普及すると思いますね。また肛門の外側、皮膚に近い部分に痔核がある場合は、ALTAと切除手術を併用します。このケースも入院の必要がなく、手術後1時間で帰宅が可能です。
 手術後は翌日、1週間後、1ヶ月後、6ヶ月後に診察し状態をチェックしています。

複数の診療科目体制と、そこで働く看護師像をお聞かせください。

消化器外科と小児科
 大腸内視鏡や経鼻胃内視鏡にも積極的に取り組んでいます。内視鏡で切除できるものは自院で、手術が必要な疾病は総合病院へ。病診連携は上手にいっていますね。
 小児科の特色のひとつは、成長ホルモン分泌不全による低身長症の治療に力を入れていることです。皮下注射による成長ホルモンを、ご自宅で投与していただいています。

求める看護師像
 当クリニックの診療は、医師3名と看護師5名(内非常勤2名)の8名体制です。看護師の採用基準は、優しさと気さくさ。待合室にいる患者さんと世間話ができるような人を重視したいですね。知識や技術は、専門特化した診療を行っているので、身につくのは速いと思います。

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