医院長インタビュー

栗田眼科医院 栗田邦雄 院長

医療に関する理念や方針、開業医としてのスタンスを教えてください。

診療の考え方
 25年前、袋井市には眼科開業医が1軒しかありませんでした。掛川市立病院を退職後、最適な治療をし、できるだけ速く治すことを目標に掲げて開業。きまじめに地道にコツコツやっていこう。「無理せず」が私のポリシーです。
 患者に、白内障・緑内障・眼底出血などの病状を十分に理解してもらうため、その場で眼を撮影して大型モニターで画像を見せ、詳しく説明していきます。本人が自分の目で確認することで、納得度が高まると考えるからです。また基本方針として、不要な検査や薬剤投与、必要のない手術を省き、医療費の軽減に努めています。

開業医の役割と責任
 当医院でどこまで治せるか。重篤な患者の病状を掌握し、どの病院に専門的な精密検査や治療を任せるのがベストか。こういった見極めが、開業医の役割であり責任です。浜松医科大学病院や聖隷浜松病院その他を紹介する。長引かせるのはNG。適切な治療を迅速に。病診連携体制を整えることも、開業医の大事な務めなのですね。

眼科疾患の症状と治療法、人材に対する要望をご紹介ください。

高齢者に多い目の病気
 活性酸素が主原因で、水晶体を構成する繊維の配列が乱れて濁る「白内障」。手術は平成6年よりすべて日帰りで行っております。視野が周囲から欠けてくる「緑内障」。視野検査よりも、網膜の断面の厚さをチェックするOCT検査で早期発見が可能です。当医院では、できる限り投薬を少なくして経過を観察します。薬は一種の毒。薬剤を多用するのは、よろしくないんですよ。最近増えてきた疾患が、網膜の中心にある黄斑の異常で視力が落ちる「加齢黄斑変性症」。欧米では失明率が1位です。生活習慣よる体のバランスの崩れが、要因ではないでしょうか。

即戦力の人材を
 眼科経験は必要ないのですが、ナース募集しても来てくれません。患者さんに優しくて、的確に間違いなく仕事をする、平衡感覚のある人材を育成したいのですが…。現在のナースは患者さんの表情や様子で、具合が悪いのをすぐ察知して対応してくれる。ありがたいです。
 私を含めてスタッフは計7名。和気あいあい、人間関係がよくて皆長く勤めてくれています。
私はうるさいことを言わないタイプですが、彼女たちは皆よくやってくれています。

医療施設紹介