医院長インタビュー

中山医院 中山豊明 院長

医療に関する理念・診療方針を教えてください

『病院は来たくて来るところではない』
私がスタッフを新しく採用した時に必ず話していることがあります。それは「病院は来たくて来るところではない」ということです。ケーキ屋さんやオモチャ屋さんなどとは違い、病院は患者さんにとって本当は行きたくないところです。病院に仕方なく来ている患者さんの気持ちを考えながら接するようにしています。

『昼間は元気でも・・・』
当院を開業する前は、さいたま市で小児救急医療センターに勤務していました。病気は夜間に悪化する傾向にあります。その時の経験から、目の前にいる患者さんが夜間に病状が悪化したときのことを考えながら診療し、患者さん一人ひとりに適した助言・アドバイスができるよう心がけています。

『子ども達のために何ができるか』
私が子どもの頃に見た小児病棟では、保育士さんがサポートをしていました。そのことが印象に残っており、“子ども達のために何かしてあげたい”とずっと考えていました。結果的には、小児科に入り心臓を専門にしたのですが、根本にあるのは「子ども達のために何ができるか」という思いです。小児心臓を専門にしてきましたので、もしお子さんの心臓に関してご心配なことがあれば、なんでもご相談ください。

『子どもと同じ目線』
昔から私は、白衣はブレザータイプの丈の短いものを、普段はケーシーを愛用しています。それは、小児科医はしゃがむ仕事だからです。現在、当院では看護師6名、受付事務4名、保育士3名が働いているのですが、全員しゃがんで仕事をしています。私からこうしなさいと言ったことはないんですけどね。みんなが子どもと同じ目線をもつことの大切さを知っているんです。また、スタッフのポケットにはいつも小さなオモチャが入っていたり、患者であるお子さんだけではなく、付き添ってきた兄弟姉妹の子にも目を配っていたり、自発的に考えるモチベーションをみんなが共通してもってくれていることに、「ありがとう」という気持ちですね。

患者様や地域の皆様へ、メッセージをお願いします

『皆様に感謝』
祖父がこの地に中山医院を開業して約70年、祖父、母、私と三代にわたり地域医療を続けてまいりました。長く続けてこられたのは、地域の皆様のおかげだと思っています。このことに感謝し、これからも頑張りたいと思います。

『医療以外の充実を』
開業後、早い時期から医師会を通じて、地域の子ども達に関わるさまざまな事業に携わってきました。乳児検診、予防接種、救急、虐待、保育、災害救護などです。いろいろな委員会に参加する中で、また、自身の子が保育園に通ううちに、富士市の子ども達のために足りないこと、私にできることは何だろうと考えてきました。その1つが、「病児保育」です。元気があっても、まだ病気が治りきっておらず、保育園などに行けないお子さんを預かる保育施設が必要だと。そしてこのたび、さまざまな方の助けもあり、2016年7月に瓜島町に移転して、病児保育室を併用したクリニックを新しく開くこととなりました。新クリニックでは、従来から思い描いていた一般診療、予防接種外来、隔離室、待合室を区分けすることができました。現在と同様、院内感染を防ぐための工夫もしていますので、より安心して来院していただけるクリニックになっています。これからも地域の子ども達のために何ができるか考えていきたいと思っています。

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