看護師・コメディカル・事務長インタビュー

静岡県立こころの医療センター 加藤理智子 看護部長

こころの病院の特色や取組み、実践する職員の仕事内容をお聞かせください。

心と体の診療とケアをチーム医療で
 2009年に、7病棟から4病棟(180床)へコンパクト化しました。狙いは、救急医療に対応できる新しい体制の構築。緊急入院患者を受け入れるのは2病棟です。
 例えば、急激な精神症状を起こして搬送された患者さんの治療は、精神科だけにとどまりません。興奮、混乱、混迷状態であれば拘束処置が必要な場合もあり、拘束により足の静脈にできた血栓が肺に入って息苦しくなる肺塞栓を発症することもあります。その場合は循環器の医師と連携します。また、脳の情報伝達系の病気である統合失調症に用いるクロザリルの投与管理には、血液内科の医師との連携が欠かせません。体はひとつです。身体の症状がよくなれば、精神も落ち着いてきます。逆も同様。両方を診て看る、ということです。
 加えて当院には、心神喪失・心身耗弱状態で重大な他害行為を犯した患者に対して医療と観察を行う病棟があります。ここでもOT(作業療法士)PSW(精神保健福祉士)CP(臨床心理士)など多職種恊働の「チーム医療」が必要です。

看護師の役割とスキル
 当院では先進的医療の提供を行っています。看護師の役割も従来の考え・枠組みでは通用しなくなってきています。
 医師・看護師・コメディカル、事務部門が一緒になって取り組む「チーム医療」を提供するためには、看護師が担う役割はとても重要です。救急では患者さんのリスクを考え、次に起こりうる事態を予測する。データを追い、数値を判断し、症状を看て担当医師に的確に報告する。医師の診断や治療を、きちんと理解するスキルが求められます。患者さんの精神的・身体的な変化を把握し、地域での生活を見据えたケアを考え提供する。それが当院の看護師の仕事です。

働きやすい雰囲気と、若い看護師たちへの期待感をご紹介ください。

みんなの気持ちに応える環境を
 看護師総数は128名。内40名が男性です。雰囲気はすごくいい。相談しやすい。助け合える。自分の可能性に挑戦できる。事情があれば、看護師同士快く勤務を交代し補完してくれます。確かに仕事は大変です。でも結束力や風通しのよい信頼関係をベースに、全員頑張ってくれる。本当に助かります。ありがたいです。
 福利厚生の充実はもちろん、院外研修にも積極的です。看護師個人の力を100%発揮してもらうため、看護部が調整、常に働きやすい環境づくりを支援しています。

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