看護師・コメディカル・事務長インタビュー

三島中央病院 磯 純子 看護部長

手厚い人材育成法と、その内容や狙い、効果をお聞かせください。

仕事は二人三脚で!
 新人看護師の教育には全力で。昨年までのプリセプター制度を廃止しました。理由は、1年間責任を持って指導を続けるプリセプター自身の負担が大きく、疲弊してしまうからです。新しく取り入れたのが、病棟全体で新人を見る「パートナーシップ」教育。新人のパートナーは毎日のように変わりますが、必ず二人で業務に就きます。同じ目線で、意識は対等に。病棟スタッフたちの気持ちがその新人に向けられ、活性化やモチベーションの高まりを感じます。まだ試行錯誤中ですが、1年後にきっちり評価し、教育システムとして固めたいと考えています。

何事も前向きに
 ナイチンゲールの看護思想をベースに、金井一薫(ひとえ)東京有明医療大学看護学部長が構築した「KOMI (Kanai Original Modern Instrument)理論」も、教育のよりどころです。看護師の役割は、人間が本来持っている自然治癒力を支援すること、と金井先生は位置づけています。つまり、患者の日常生活(眠る・食べる・排泄する)を処方して、回復力を発揮してもらえるよう、努力を重ねようということです。
 持てる力ですから、患者のいいところを見つけて伸ばしてあげる。仕事も人材育成もさまざまな人の長所を褒める、これが私の役目でありモットーです。
 看護部では、「パートナーシップ」教育と「KOMI理論」、そして階層別育成方式「クリニカルラダー」を組み合わせ、手厚く人材を育てています。看護実践能力開発の基本的な柱に「あきらめない 思いこまない 当たり前と思わない」を掲げて…。

長く勤められる秘訣と病棟の看護師気質を教えてください。

安心して働ける職場
 93名(常勤80、非常勤13)の看護師を3病棟と外来、手術室に配置しています。平均年齢は34歳。酸いも甘いも噛み分けたベテラン、子育て中のお母さんナース、さまざまな層の先輩たちに、若い看護師が見守られています。いつも活発で明るい雰囲気。コミュニケーションも人間関係も文句なしですね。
 子育て中の看護師には、頼りがいがあって融通が利いて確かなサポートをしてくれる、24時間対応の院内託児所があります。心強くて安心。長く働ける、大きなメリットです。

感謝の毎日
 看護師のちょっとした言葉や気遣いに、患者は癒されます。ご意見箱に投書してくれる方々の「ありがとう」に、優しい看護師が多いんだと強く思う。彼女たちの成長がくっきり見えたときは、胸が熱くなります。日々いろいろと紆余曲折がありますが、チームで問題を解決できています。とっても嬉しいですね。

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