歯科院長インタビュー

そのだ歯科・口腔外科クリニック 薗田 直志 院長

基本となる理念や診療方針、歯科医師としての想いをお聞かせください。

 私は、医療に携わる医療人は、診察中は常に他人である患者さんに気を配り、優しくできるように努めるべきであると思っています。時として難しい場合もありますが、当院の基本理念として診察、治療の礎として大事にしていきたいと考えています。
 私は歯科医師になるにあたって、限られた分野に特化した歯科医師になるよりも、基礎のしっかりとした、治療の引き出しの多い歯科医師になりたいと考えていました。そのためには、歯のこと、口のことだけに捕らわれることなく、全身の一部としての「口腔」という考えから診断し、治療することが必要な「口腔外科」に長年所属しました。
大学病院や総合病院で外科手技や診断能力を磨くばかりではなく、口腔ケアや全身状態の悪い方の歯科治療や口腔外科手術にも積極的に関わりました。また、大学病院の集中治療部にも所属し、全身疾患の治療、診断について見識を広めるのみならず、口腔内細菌が如何に様々な病気に関わっているかを目の当たりにしました。いわゆる虫歯菌が肺炎(肺膿瘍)や肺栓塞の起因菌(血液培養)であった症例などを経験しました。
 そして、総合病院の急性期病棟や療養型の病棟などでの多くの患者さんの口腔ケアを通じて、汚れた口腔内をきれいにし、乾燥して弱った口腔粘膜を保湿し整えることが、誤嚥性肺炎の予防改善になること、さらには消化器疾患の症状改善や予防、心疾患やインフルエンザの予防に繋がることも経験しました。
 口腔内を清潔に保つことが、口腔内細菌がトランスロケーション(転位)し多臓器、他組織で問題を起こすことを予防するだけでなく、インフルエンザなどの外部からの感染の予防に繋がることから、口腔内環境を整える「予防歯科」の重要性と必要性を感じました。従来の予防歯科は虫歯、歯周病予防の意味合いが強いのですが、私はさらに疾病予防、改善も兼ねた予防歯科を展開したいと考えています。
 長年の臨床経験を基に得意とする口腔外科手技のみならず、虫歯治療、歯周病治療、入れ歯治療などの「一般歯科治療」も患者さんの立場になって行い、その後も再治療が必要にならないように、また疾病予防や改善、健康増進に繋がる予防歯科や定期検診を行い、地域医療に貢献したいと考えています。

患者さんへのメッセージをお聞かせください。

 「口の中の事なら何でも、子どもからお年寄りまで気軽に相談や治療できる場所」を目指しています。
 初診時や歯科検診時には歯を診るだけではなく、舌や口唇(こうしん)などの口腔粘膜や顎関節なども診断します。「癌じゃないか」、「口の中の荒れが治らない」、「口の中がぴりぴりする」、「口が渇いている」、「口が開かない、閉じない」、「できものができている」、「歯を白くしたい」、「ぐらぐらの歯を残したい」など、何でもご相談ください。
 歯科治療を怖がる子どもさんに対しては、無理はしません。雰囲気に慣れて、治療に対する不安・恐怖をとり除いてあげてから治療に取りかかるようにいたします。
 当院は一般歯科治療(保険治療、自費治療)を主といたしますが、それらの診療室とは別に手術室や点滴室を設置し、抜歯や嚢胞摘出、骨造成、インプラントなどの口腔外科手術やマイクロスコープを用いた精密歯科治療、マイクロサージェリー(顕微鏡下手術)を行います。子どもさんが転んで口の中や唇を切ったり、歯が欠けてしまったりといった怪我の場合にも、適切な治療を施します。
 また、特にご高齢の方へは、治療後や検診後の定期検診や予防歯科で口腔内環境(口腔内細菌のバランス)を整えることで虫歯、歯周病のみならず、全身的な疾病予防、改善、健康維持に寄与したいと考えています。
 さらに、例えば化学療法中で免疫低下している患者さん(血液検査データーなど持参して頂きます)の診療や口腔ケアなども主治医と連携し行うなど、各関連医療機関と連携して診療を行います。
 当院での治療や診断が難しい場合は、近隣総合病院や浜松医科大学などに速やかに紹介連絡いたします。

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